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携帯メール

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徳島に引っ越してくる前後、
毎日どころか朝に夕に母から電話が掛かって来ていた。
荷物の片付けは出来たのか?に始まり、
台風の時の避難場所は分かっているのか?など、など…。
忙しいので、しまいに腹が立ってきて、
「手伝いに来てくれる訳でもないのに、うるさい事ばっかり、
 電話して来んといて!」と、
とうとう、大きな声でケータイに向かって怒鳴った。

それ以来10日ほど電話が掛かって来なかった。
ちょっと言い過ぎたとは思ったけど、
まぁ、たまにはいいかぁ~って感じで放っておいた。

すると、ある日、母から、
「こんにちは。元気ですか?私は元気。」
というメールが届いた。
母にメールが送れるはずがない。
誰かに送ってもらったのかなぁ?と思いつつ、無視。
暫くして、今度は、
「メール届いた?」というメール。
仕方がないので電話をしてみると、
「ヘルパーさんに教えてもらって練習してん。
 もう今度からはメールにするわ。」と言う。
「今まで、ちょっとはメールも練習したらって、
 いくら言ってもあかんかったのに。
 必要に迫られたら出来るんやんかぁ。」
なんだか無性に腹が立ってきて、捨て台詞で電話を切った。

昨日、叔母のところに行くと、
叔母にも母から数回メールが来たと云う。

たまには冷たく突き放すっていうのも必要なのかも…。





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「てつ」

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とうとう、「てつ」が逝った。

これは4月の終わりに母が最期に「てつ」に会った時の写真。
犬は年を取ると段々顔が白くなってくるみたい。
もう、この時「てつ」の顔は随分白い。

弟が15年くらい前に母の為に買ったワンちゃん。
弟は「てつぞう」と名前をつけていたけど、
母は、いつの間にか「てつ」と短く呼んでいた。
本当は室内犬だということだったけど、
田舎では、犬小屋は庭に置くのが昔からの習慣で、
ずっと外で飼っていた。
獣医さんに何度か、中に入れて飼った方がいいと言われた。
それくらい丈夫な犬ではないということらしい。
でも母は、よく山に連れて行っていた。
一緒に、山菜採りに、キノコ採りに、カズラ採り…。

2年前の台風の後、母が施設に入った時、
この「てつ」の行き先がなくて、ほとほと困った。

2か月くらいは、主のいなくなった空き家で一匹暮し。
近所に住んでいた弟の友人が、ゴハンと散歩を引き受けてくれた。
「てつ」は朝夕2度、散歩に行くクセをつけていたので、
その友人は、仕事に行く前と仕事から帰って来て夜、
毎日、散歩に連れて行ってくれた。
でないと、鳴き声がうるさくて近所迷惑になった。

でも、引き取ってはくれなかった。
その友人は、とても動物が好きだったけど、
その時は、自宅に20羽近いウサギを飼っていて、
犬を飼うのは、どうしても無理だった。

その年の暮れになって、
なんとか、いとこが引き受けてくれた。

いとこは、長年飼っていたワンちゃんが亡くなったばかりで、
もう犬を飼うのはやめようと思っていたみたいだったけど、
空き家に暮らす、もう老犬の「てつ」を見るに見かねて、
連れて帰ってくれた。
「おばちゃんには、世話になってるから。」
と云ってくれた従姉には感謝してもしきれない。

あれから2年。
「てつ」は、いとこんチの子になって、
うちで母と暮らしていた時よりも、数倍キレイになり、
大事にしてもらって、天寿を全うさせてもらった。

たった2年で、またワンちゃんを亡くすという、
悲しい目にあわせてしまって、
いとこには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。

母が安心して施設で暮らせたのは、いとこのおかげ。
空き家に「てつ」がひとりぽっちだった間、
母は、それがとても気がかりだったみたいで…。

ありがとうございました。
御恩は、生涯、忘れません。




母の日に思う。

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うちの母は誕生日が5月5日なので、
誕生日と母の日が一緒になってしまう。
今年は、ガマグチのお財布が欲しいというので、
4月のうちから何件もお店を探して回った。
今どき、ガマクチは難しい。
なかなか見つからないうえに、気に入る物となると…。
でも、4月下旬になり百貨店にも、
母の日のプレゼントコーナーなんかが出てきて、
やっと気に入ったものが見つかった。
と、云っても私が気に入っても母が気に入るとは限らない。
どうも、私と母は、好みがあんまり合わないような気がする。

私は母の好みが判るほどには母と一緒に暮らしていない。
なので、母の考えていることなど到底、判りようもない。

昨日も電話をしたけれど、
まだまだ元気で足腰も丈夫な母は、
やっぱり施設ではなく一人暮らしをしたいんじゃないか、
と思う。
でも、83才という年齢を考えると、
もう一人暮らしは大変なんじゃないかとも思う。

どうすることが母にとって1番幸せなのか…、
いくら考えてみても結論がでない。
とにかく私は、母が1番望む形で暮らしてほしい。
でも母は、こうしたいという明確なことを言わない。
とうとう私は電話で、
「自分がどうしたいんか、はっきり言わんかったら、
 いつまでも元気やと思うたら大間違いなんやから!」
とキツく言ってしまった。
母は「今のままが1番いい。おまえとは暮らせん。」
と言われた。

確かに…。

母の日には、
母のことを思うだけで、電話はしないほうがいいかも…。

送ったお財布は気に入ったのかどうか、聞きそびれた。





平草原の桜

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日曜日、お葬式の帰りに白浜の平草原に桜を観に寄った。
あきらかに、遅かった。
でも、母は非常に喜んでいた。
「お母ちゃんも、もう後何回桜観られるかわからんなぁ。」
なんて言いながら、笑う。

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母の後ろ姿は、ほんとうに小さくなった。
もともと146cmしかないのだから当然と云えば当然だけど、
10㎏近く痩せてしまい、なんだかすごく頼りない。
散りゆく桜と、その中を歩く母が重なる。

母の前を行く若い赤ちゃんを連れたご夫婦に救われる。
母にだって、あんな時代もあったはず…。
いろんな時代を生きてきて今の母があるのだから。

もう何度となく聞いたけど、また聞いてみたくなる。
「なぁ、お母ちゃん、今、幸せ?」
母はいつも同じ答え。
「今、一番幸せやよ。なんにも心配することないもん。」

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セーターと帽子

昨年の春先に白内障の手術をした母は、
今年の冬、何年かぶりに本格的に編み物を始めたらしい。

ここ数年は帽子くらいしか編まなくなっていたので、
そう考えると、
白内障は随分前から悪くなっていたのかも知れない。
手術をして、ほんとうに良かったと改めて思う。

そして今日、母から届いた。

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このセーターは、20年くらい前に、
私が編んで着ていたセーターを解いて、編み直したらしい。
いかにも、昔の人らしい発想に笑えてくる。

昔は毎年1枚づつセーターを編んでくれたので、
すごい枚数のセーターがあったが、
フリースなど軽くて暖かい衣類が出まわり、
あまりセーターを着る機会もなく、
手編みは重く、もう、ウンザリしていた。

しかし今、久しぶりに手編みのセーターを見て、
母が、後、何枚、
私の為にセーターを編んでくれるのかと考えると…、
大事に着なくてはいけないと、はじめて思った。

重いけど、今年は着よう!

ついでに、昨年の帽子。
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一昨年のマフラーと帽子。
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両方とも、ほとんど被っていない。
ごめんな、おかあちゃん。
でも、もう、帽子はいらんわ!






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